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やる気がない時は、自分に聞いてあげよう

こんにちは、臨床心理士・公認心理師の織田マドカです。

今日は、やる気がある時はいいのですが「やる気がない」「気持ちが乗らない」時にどうすればいいのかということについてです。

よくアスリートのメンタルコーチやカウンセリングにこられている方々からご質問がありますので、やる気にならない時の対処法をお伝えします。

最近「やろうとは思うけどやる気にならない」「気持ちが乗らないけど、しないといけないし」と思っている人向けのブログです。

悩み相談室 やる気にならない日の対処方法を教えてほしい

やる気にならないけどしなければならない時の対処法は、「自分自身にお伺いする」ということです。

英語で言うと「Will I?」と表現します。

この効果について、面白い心理学の実験があります。

まずAとBのグループに分けて、それぞれ問題を解いてもらうように教示します。

Aのグループには、問題を解く前に「私はやる、私はやる」という気合にも似た言葉を何度も言ってもらいます。

そしてBのグループには、「私はやるつもりがある?」と自分自身に問いかけてもらいます。

Bのグループの方が50%問題を多く解いたという結果が出ました。

やる気が満々の時はいいのですが、やる気があまり気に乗らない時にこの「私はやるつもりがあるの?」と問いかけることが効果的です。

心のメカニズムは「私はやる」と気合を入れてしまうと「でも・・・」が出てしまいやすく自己否定に陥って行きやすいのです。

一方で「つもりはあるか?」と自分自身に問いかけると「つもりはあるよ」という小さなイエスが帰ってきやすいのです。

小さなイエスを重ねていくといいかも知れません。

やる気は知識とスキル

やる気を上げるのは、知識とスキルがあればできます。

しかしメンタルをメンタルで支えようとしている人があまりに多いことに、「それじゃ失敗しやすいし苦しくなるよ」と思うことが少なくありません。

まずは、自分自身のやる気を刺激する道具のように知識とスキルをつけて、試していくことをお勧めします。

その1つとして「私は部屋を片付けるつもりはある?」と聞いてあげて下さい。

きっと「つもりはあるよ」と言う気持ちが出やすくなり、「少しはやってみようかな」に繋がりやすいです。

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