✨ストレス発散に知っておくべき大切なこと3つとは・・・?
今日はタイトル通り、ストレス発散に知っておく3つのことをお話していきます。
まず、ストレスとは何なのか?を考えたことありますか?
普段の生活でストレスを感じているものの、ストレスとは何なのかを考えることは余りないのではないでしょうか。
その辺も踏まえてストレス発散に知っておくべき大切な3つとは?(ストレス反応編)と題してお届けして参ります。
ストレス発散に知っておくべき大切な3つとは?
「ストレス」とひとことで言っても、色々なパターンがあります。
ストレスに対する様々な知識があるのと無いのとでは対応の仕方に格段の違いが出ます。
臨床心理士であり、日本で初の心理の国家資格である公認心理師として20年近くカウンセリングをしている私自身も人間ですので、たくさん心理学の知識があっても治癒の経験があってもストレスを感じないなんてことはありません!
そもそもストレスとは何者なのか…。
①そもそもストレスって何?
②イライラや頭痛の正体とは?
③ストレス発散の正しいやり方!
今日は3つをお伝えします。
この3つを知ればどんなときでも対処が可能になります。
①そもそもストレスって何?
みなさんストレス反応のことを「ストレスがある」と間違っているという事実があります。
「上司がストレスで、イライラします」このような表現を聞いたり、したことはないでしょうか?
これを正式には「上司がストレッサーになって、イライラします」と表現した方が心理学的には正しいのです。
ストレスの概念についての詳細はまたの機会にしますが、ストレスとはもともと工学用語で、圧力をかけて物を変形させるという意味合いからセリアという学者が人間に当てはめて使ったことからストレスという言葉が現在も使われ続けるようになりました。
要は、良いことも悪いことも「ストレス」になりうるのです。
例えば、昇格した・結婚した・合格したなどなどの祭事ごとや、離婚した・左遷された・死別したなどは言わずもがなでストレスになりうるのはわかると思います。
実は、良いことでも人はストレスを感じやすく、それらのストレスを感じる事象やものを「ストレッサー」と呼びます。
ですので、「ストレスがある」ではなく「ストレッサーがある」という表現が正しいのです。
では、「ストレッサーがありイライラする」の「イライラ」の正体は何なのでしょうか?
②イライラや頭痛など症状の正体は?
ストレッサーによって引き起こされる症状はだいたい下記の3つに集約されます。
❶「イライラ」や「やる気のなさ」「無気力」などの【気分】
❷「物に当たる」「暴言を吐く」などの【行動】
❸「眠れない」「頭が痛い」「お腹が痛い」「肩が凝る」などの【身体】
これら❶から❸は「ストレス反応」と言われています。
例えば、私の場合ストレッサーを感じると、まず、❶の気持ちでストレス反応が現れ、それを放っておくと❸の身体に現れ、それも忙しく時間がなかったりで放っておくと、❷の旦那や子どもに暴言を吐くということになってしまいます。
ですので、自分にとってのストレッサーが何で、どんな反応が出やすいのかを、一度メモに起こしておくと良いと思います。
つまり自己分析をしておくと自分のストレッサーからの逃げかたや調整の仕方が早くわかり、もしストレッサーを受けたとしても、対処の仕方がストレス反応によって自分に適切な方法が見つかりやすいのです。
一概にストレスが溜まったら、運動したら良い・マッサージに行ったら良い・甘いものを食べる・歌を歌うということではなく、自分にあった方法で適切に対応や予防をしていくことが肝心です。
③ストレス発散の正しいやり方
たくさんのカウンセリングをさせていただき、あまりにもストレスについての知識や発散の方法を知らない人が多いことに驚きます。
これは、当たり前といえば当たり前です。
私自身もそうですが、心理学を大学に入って学ぶ前にストレスをどこかで教えたもらった記憶がありません。
ですので、大人になってから見様見真似で何となくしかわからず「ストレス発散したーい」などと言っています。
今、私が関わりを持っている官公庁では大人をもちろん子どもでも早くからストレスへの対処方法を知るストレスマネジメント教育を導入しています。
だいたい小学3年生以降になるとストレスという概念がわかってくるようになります。
早くからストレスとは何者なのかを知り、自分に適切な対処方法を知ることはどんな世の中になろうと、どんな場所であろうと生きやすくなるのです。
実際、先述した❶から❸のストレス反応のうち皆さんはどれに当てはまりましたか?
ストレスの反応の傾向に合わせたものが、自分に合ったストレス発散方法です。
コーピングとは?
ストレス発散方法を「コーピング」と呼んでいます。
私であればまずストレスを感じると❶の【気分】に出やすいので【日記を書いたり】【本を読んだり】という感情にダイレクトに訴えかける方法がいいです。
また❷の【行動】に現れる人は、【ランニングしたり】【体操をしたり】など運動がおすすめです。
❸の【身体】に現れる人は、【マッサージをしたり】【お風呂に入ったり】など身体にダイレクトに働きかけることがおすすめの発散方法です。
しかしながら、どれか1つということになってしまうと、例えばストレッサー1の強度がかかった時は、ランニングを1時間したら発散できたということでも、ストレッサー2の強度がかかったら2時間ランニング、3の強度なら3時間・・・・・・・5時間・・・7時間と出来るわけがないというか、それがまたストレッサーになってしまいこれがいわゆる【依存症】の正体でもあります。
【依存症】にならないためには、ストレス発散の「コーピング」を10個ほど持っておくといいと思います。
家の中でできること、例えば【呼吸法】などや【音楽を聴く】、そして外に出て【ランニング】や【ゴルフ】などなど、またお金をかけて【おいしいものを食べる】【美術館に行く】などなど、どうしたらいいのか分かりにくいときは【人に話す】ことがいいかも知れません。
「話す」とは「手離す」を同じことです。
まとめ
今回は、ストレス発散に知っておくべき大切な3つとは?(ストレス反応編)と題してお届けして参りました。
・ストレスは良いものでも悪いものでも感じる!
・ストレスを感じる事象やものをストレッサーと呼ぶ!
・ストレス対処法は自分に合ったものを!
・自分のストレスタイプを知ることが大事!
という結果になりました。
いかがでしたでしょうか。
今、大変ストレスフルな時期ですので、少しでもお役に立てれば幸いです。
TwitterやFacebookへメッセージをいただければお答えいたしますので、お気軽にどうぞ。
皆さんでこのストレスフルを乗り切っていきましょう
メールはcocomado819@outlook.jp です。
今日はこの辺で失礼します。
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