悩み相談室 人生をいきいきしたい✨どうしたらイキイキと元気に充実した生活が送れるのか? いきいきに役立つかもしれないマインドとは?
こんにちは、臨床心理士・公認心理師の織田マドカです。今日はどうしたら人性をイキイキ充実した生活が送れるのかについてお伝えして見ようと思います。
その答えは、【人は人のことをもっと知るべきだ】ということ
そして、執着せずに苦しみを生まないようにする生き方をするということです
カウンセラーという職業柄、公的機関をはじめ様々な場所でのカウンセリングや講演を通じ縁があってお会いする方々や、今のコロナ禍のような状況では、
人生の中で『大変』というタイミングに直面している人が少なくないかもしれません。
私も講演活動などができないので、そのうちの1人です。
毎回20年間、妊婦健診時のお母さん、乳幼児を療育されている親御さん、小学生から大学生までの児童生徒やその保護者の方、教育関係者の方々、企業や官公庁で働いておられる方々、高齢者の方々など気がつけば様々な世代や職業の方々に関わりながらカウンセリングの技法で心のサポートをさせていただいています。
前述した『大変』を『大きく変わる』と変換すれば何か別の視点で物事を見ることができるのではないでしょうか。
『人の一生とは、崖から落ちるようなものだ』
ある臨床心理学者の恩師から次のような言葉を聞いたことがあります。
そしてこう続きました。
「例えば自分が崖の上に立っていて、落ちてしまったら万有引力の法則に従って落ちて死ぬしかない。そんな中でも人間にしかできない落ち方がある。どうせ落ちるなら意識を持って積極的に落ちるということはおそらく人間にしかできないだろう」
衝撃的な表現が印象に残っています。
落ちている際に、誰かに崖から落とされたと思ったら恨みを抱きながらかもしれない、もしくは何故あんな場所に行ったんだろうと後悔を感じながらかもしれません。
どうせ落ちて死ぬ(大変)なら自分の落ち様がどんな風に落ちるか味わってみる、そして眺めて楽しんでみると豊かさを感じることができるかもしれません。
大変な時間を自分自身が大きく変わる時間と捉えることが出来れば生き方そのものも変えることができるのではないでしょうか。
どのように生きたのか、自分の居場所を見つけて生きられたのかそれが大切
少し前のNHK朝ドラ『あさが来た』のAKB48が唄う主題歌『365日の紙飛行機』の
『その距離を競うよりどう飛んだか、どこを飛んだのか、それが一番大切なんだ、さあ心のままに、365日』という歌詞を想起します。
人と結果を競って生きるのではなく、どのように生きたのか自分の居場所を見つけて生きられたのか、それが一番大切だということを考えさせられます。
その過程に新たな気づきがあって、それが人生をより味わい深くするためにはこれから何をどうしたいのか、誰と会ってどう過ごすべきかを教えてくれるのだと思います。
誰と過ごすことがいいのかは、以下のブログがヒントになるかもしれませんのでご一読ください。
毎日に忙殺されて大切なことに気づけない時には、『大変』な出来事に直面し大きく変わったほうがいいよと教えてもらえる、
それに気付いてその大変な時間を味わい、そして楽しんでみる。皆さんは、そのような苦楽を誰とどこでどんなふうに味わいたいでしょうか。
情報が溢れて錯綜する現代であるからこそ、たまには一人でゆっくり自分をさなぎに戻して考える時間が必要です。その時間が人生いきいきに役立つ叡智を与えてくれます。
自分のことは自分が一番知っているはずですが、情報に踊らされて一面ばかりを見ていると大切な事が見えなくなりがちです。
本当の自分を生きるということは、誰かに決められた時間を生きることではなく、生まれ落ちていく過程を積極的に味わいながら楽しむことです。
近年よく耳にするマインドフルネスやメディテーションをつかって自分自身をメンテナンスしている方が増えてきた社会の傾向からも、大変な時間の捉えかたが変わってきたのかもしれません。
経済的な豊かさを重視する時代だからこそ、人は人をもっと知って、日本人が大切にしてきた美意識や芸術的な生き方の豊かさに気づければ、豊かさがさらに増し人をいきいきさせてくれるかもしれません。
仏教の考えの中には救われなくても良いという救い、つまり『救い』を求めることからの解放が必要だと言われているようです。
たとえ『救い』であっても、何かを求めることや欲しがり過ぎるところから【苦しみが生まれないようにする生き方】の工夫も必要な時代かもしれないと日々感じています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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さあ今日も充実した時間をお過ごし下さい。
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