こんにちは、臨床心理士・公認心理師の織田マドカです。
今日は、目標を決めてもやる気が出なかったり始めはやる気があったのにだんだんとやる気がなくなってきた人向けのブログです。
大きな目標を達成しようとすればするほど、時間もかかります。
その時の目標達成のスキルの一つです。
悩み相談室 やる気があったのに急になくなってきてしまった
心理学の実験の中に【目標勾配効果】という、目標が近づくにつれてモチベーションが上がっていく心理ゴールが見えてくるとなぜか元気になってしまうことがわかる実験があります。
つまり目標が近づくと、俄然やる気が出てくるということです。
よくみなさんも「後これだけで終わりだ」とわかると、やる気がアップしてくる経験をなさったことがあると思います。
あるコーヒーショップの実験で、「10杯飲んだら1つ無料」というサービスをもとにスタンプカードを発行して、この目標勾配効果を実験しました。
1つは、全くスタンプが押していないカードを渡したグループ。
もう一つは、最初に2回スタンプが押してあるカードを渡したグループ。
このどちらが10杯無料までたどり着いた人たちが多かったかと実験したところ、2つすでに押してあるカードを渡されたグループの方が明らかに多かったということがわかりました。
つまり、人は明確に距離がわかると動きやすくやる気がアップするということが証明されたのです。
さらに、もう目標に向かって動いているとわかるとゴールに近づきやすいという習性があります。
何かのゴール設定をしているのであれば、今いるところからゴールまでの距離を明確に把握しているということが必要ということです。
最も大事なことですが、いま自分自身はどのくらいの距離があるかということを考えていないことが多いのです。
目標からの距離が曖昧だとやる気が下がる
その距離が曖昧であればあるほど、やる気は落ちていきます。
目標達成から今の自分との距離をはっきりさせると、やる気は上がります。
自分が掲げている目標から今の自分はどれくらいかけ離れているのかということを、やる気が落ちたり足る気にならないと感じた時は明確にしてみることをオススメいたします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それでは今日も充実した1日にして下さい。
目指しているものと、その自分とどのくらいの距離なのかを気づいてみて下さい
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