こんにちは、臨床心理士・公認心理師の織田マドカです。
今日は私自身、様々な場所で講演会や研修、会議なども含め人の前で話をする機会がたくさんあり、多くのかたに「緊張せずに話をするにはどうしたらいいでしょうか」というご質問をいただきますので、お答えしていこうと思います。
そもそも、私はすごい緊張する人間で今のような仕事をするとは夢にも思っていませんでしたので、どうすれば緊張せずに話すことができるかはずいぶんとお伝えできるのではないかと思います。
悩み相談室 人の前で話すのが苦手、緊張せずに話すにはどうしたらいい?
朝礼やプレゼン、講演会、セミナーで意識している事は、まず上手にしようと思わないことです。
「自分の実力以上を出さそうとしない」と考えるだけで気持ちが楽になります。さらに実力以上も出ないし、実力以下にもならないということを思うのです。
自分の実力よりも下がることもないので、今の自分で伝えたいことを伝えるだけなのです。
講演をはじめた時にある師匠から「自分を通して今まで出会ってきた人たちの声なき声を伝えるだけなんですよ」と言われてそれならできると思いました。
徒手空拳なので、自分自身が毎日どんな生き方をしているかが、何をパワフルに伝えられるかにかかってくるとは思います。
話をした後に、得たい結果を思い描く
例えば講演などでは、開始から2時間後聞いている人たちがどんな風になってもらいたいのかをイメージすることも大事です。
「こうなってくれるといいな」に近づいていくように、話を進めるとどんなに大勢の人たちの中でも一緒に話をしているようなコミュニケーションをしていると考えることがポイントです。
何を話すか何を伝えるかよりも、より成果を作り出すこと、どういうゴールに向かうのかということのために話をしているのです。
説得しようではなく、理解してもらおうではなく、自分の中で何が一番盛り上がっているのかという感情を乗せることです。
正しくても、自分の感情がどう乗っているのかが相手に伝わりやすいのです。
例えば、花嫁の父親が歌が下手でも、娘のために感情を乗せて歌う歌を聞く方が、感情がなくうまく歌う人の歌より感動すると思います。
つまり、緊張せずに話すポイントを整理すると
①実力以上も以下でもないと考えること
②こうなって欲しいというゴールにむかって話をしていく
③どんな感情になって欲しいのか、だったら自分がその感情になったものを伝える
この3つを意識して見るだけでも、気持ちが楽に話ができると思います。
それでは、何かのお役に立てれば幸いです。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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